スミスリンとシラミンローションの使い方と効果・副作用の比較

スミスリンとシラミンローションの違い

アタマジラミの駆除には、厚生労働省の指導のもと住友化学工業が開発したアタマジラミ専用の薬剤であるスミスリンを利用するのが一般的です。

スミスリンの歴史は30年以上にも及び、最初はパウダータイプの製品、それから10年程してシャンプータイプの製品が販売され、以降は安全性の高いシラミ駆除剤として、これまで日本のシラミ対策になくてはならない製品でした。

現在でもシラミ駆除といえばスミスリンが活躍しますが、ここではスミスリンの持つ弱点を補う米国製のシラミ駆除剤であるシラミンローションをご紹介させていただきます。

スミスリンが持つ弱点というのはおよそ4点あります。

1点目は、スミスリンは厚生労働省の指導により開発された薬品であり安全性は高いと認められているとは言え、殺虫剤であるという点です。神経毒の一種であるフェノトリンという成分を使用しており、人体に害が表れるほど強いものではありませんが、決して無害な成分というわけではありません。幼いお子様や肌が弱い方が使用することに不安を覚える方もいるでしょう。

2点目は、スミスリンに含まれる殺虫成分に耐性を持つアタマジラミが出現しているという点です。スミスリンで退治できないアタマジラミがいれば駆除が長引き、不快な痒みを感じる期間も続き、他人に感染させてしまうリスクも高まります。

3点目は、スミスリンはアタマジラミの卵には駆除効果が期待できないという点です。卵に対する殺虫効果が乏しいので、卵が孵化するのを待ち幼虫になった段階でスミスリンを使用する必要があります。具体的には、1日1回の処置を3日程の間隔をあけ3~4回繰り返す、という方法が推奨されています。

アタマジラミはおよそ7日間で孵化しますので、1日目・4日目・7日目といった風に使用することで、1日目に産み付けられた卵が孵った幼虫まで駆除できる計算になります。

そして念のためにまた2日あけて9日目に再駆除を行うことで、論理上は全てのアタマジラミを駆除することが可能ということです。卵に効きにくいという性質があるので、早く駆除を終えたいからといって駆除回数を増やしたり、1日に数回駆除を行ったりしても意味がありません。

感染者の髪の毛の長さにもよりますが、スミスリンは1本で女性1人のアタマジラミ駆除が完了する容量で販売されています。用法用量を守って使用しなければ不要な買い足しが必要になる可能性があります。早く駆除を終えるためには、推奨される通りの使い方をすることが最も効果的な方法です。

これらの弱点をすべて解決するシラミ駆除剤がシラミンローションです。

シラミンローションの殺虫方法は薬剤に含まれる毒を使用するのではなく、天然のナトリウム成分によりシラミの身体を覆い、呼吸器を塞ぎ、窒息と脱水を引き起こすものです。

脱水を引き起こすので卵にも効果があり、毒ではないのでアタマジラミが耐性を持つこともありません。加えて、天然のナトリウム成分を利用しているので人体にも無害であり、肌への影響が心配な方でも使用することができます。

卵まで駆除できるので1回あたりの駆除効率が高く、アタマジラミ対策にかかる期間の短縮が期待できます。シラミンローションを使用した場合でも数回繰り返して駆除を行う必要がありますが、卵を駆除できるという点で爽快感も強くなります。

また、セットで購入できるシラミンシャンプーを使用することで、含有される天然の殺虫成分によってしぶとく生き残っているアタマジラミにとどめを刺すことが可能です。

これらの処置を行った上で、コームによる死骸の取り除き作業を繰り返すことで、安全に素早くアタマジラミの駆除を行うことができます。

スミスリンはアタマジラミ対策に効果的な薬剤ですが、どんな場合でもベストというわけではありません。シラミの被害は日本だけに起こるものではありませんから、海外製のアイテムに目を向けることで駆除の選択肢が広がることもあります。

ただし、シラミンローションがいつの場合もベストの選択とは限りません。シラミンローションの弱点を挙げるとすれば、米国からの発送となるので手元に届くまでに少し時間がかかってしまうことです。

流行が分かった時点で購入しておく、薬局薬店で購入できるスミスリンと併用する、早めにコームを手に入れて手元に届くまではコームで対応するなどの工夫を行い、確実な駆除法を選べるようにしておくことをおすすめします。

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